
おはようございます。小菅です。<(_ _)>
新学期の慌ただしさも少しずつ落ち着きを見せ始めた今日この頃。
ゴールデンウィーク明けからの入塾をお考えのご家庭さまからお問い合わせのご連絡をちらほらといただいております。ありがとうございます。<(_ _)>
数多くある学習塾の中からうちの教室も1つの候補としてお考えていただけて大変光栄に存じます。
教室見学、無料体験もできますので、ぜひお気軽にお越しくださいませ。(*^_^*)
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さて、今日は上記の件も踏まえてこんな話題で。
小学生のお子さんのお母さまからご入塾の際によくお聞きするお話のひとつがこちらの内容。
「計算問題は問題ないんですが文章題や図形になると全然ダメなんです…。」
これは私に限らず塾の先生がたには「そう、そう。」「ある、ある。」って内容だと思います。
算数の学習において,「素早く正確に計算ができる」というのはとても重要なことは間違いありません。
「僕、算数得意です!!」っていうお子さんで「計算が遅い」という方はほぼいないと思います。
というよりも「計算が速い=算数が得意」ってさえ思ってしまっているお子さんもいるのではないかと私は思っています。
でも、「計算が素早く正確にできる」ことと「文章題や図形が解ける」というのは別物なんですよね。
計算は「量」をこなし「慣れる」ことで正確さやスピードを上げることが十分可能です。
しかし「文章題」や「図形」のように「単純な計算だけで答えが出ない」いわゆる「考える問題」が解けるようになるためには計算のようにただ「量」をこなせばいいかとはならないんです。
では、どうしたらお子さんの「考える力」を伸ばすことができるのか…?
それは…。
お子さんたちに考えるきっかけや時間を作り,じっくりと考えさせることが必要
こう言ってしまうと「そんな当たり前のことを…。」と言われそうですがなかなかこれができないもんです…。
というのも、大人はお子さんに素早く答えを出してもらいたいがために,あれや,これやとヒントや解き方をついつい口走ってしまうからです。
でも、その気持ちをグッと堪えて、お子さんの様子を黙って見守って欲しいと思っています。
当たり前のことですが「考える力」は「お子さん自身が考えているとき」に伸びるものです。
ですから、お子さん自身が脳をフル回転させて「ああでもない」「こうでもない」…と手を動かしながら考えることが大事だと思っています。
私もこの仕事を長年してきましたが、口を出したいところをグッと堪えられるかどうかが講師なり立ての新人さんとベテラン講師の違いの1つだとも思っています。
だから,お子さんによっては「小菅先生は他の先生と違ってすぐに教えてくれない…。」と親御さんにお話している方もいると思います。
でもね、これは先生が意地悪して教えないのではなく,みんなの考える力を伸ばしていくために敢えて教えたいところをグッと教えてないんですからね。(笑)
もし,お家の方が「お子さんの考える力を伸ばしてあげたい…!!」とお考えならば、ぜひ次のことを意識してお子さんと接していただけたらと思います。
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1) お子さんが一生懸命考えているときは口を出さずにそっと見守る。
2) その考えが間違っていたり、最短ルートでないとしてもそれを責めないように。
3) 「間違えることは悪いことではない。」「時間がかかってもいいから粘り強く考えてなさい。」と伝える。
4) 「分からなかったらすぐ聞きなさい。」ではなく「すぐに聞く前にもう1度じっくり考えてみよう。」と伝える。
5) ヒントや解き方を伝えたいときは,お子さんの様子を見ながら,焦らず,少しずつがコツ。
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「考える力」を伸ばすのは短期間では難しく,日ごろの小さな積み重ねが大事だと私は思っています。
教科書や問題集を解くということだけでなく、普段からお子さんに「なぜだろう?」と考えさせる機会を大人が作ってあげることが大事なのではないかと私は考えています。
みんなで力を合わせて取り組んで行きましょうね!!(*^_^*)
それでは,また~。<(_ _)>