
おはようございます。小菅です。m(__)m
木曜日は小学4年生のみんなとの授業からスタート!!
授業準備をしながらみんなの到着を待っていると、ダッ、ダッ、ダッ…と元気よく階段を登ってくる声が聞こえてきました。
みんな:「先生、こんちは〜。」
私:「おっす!! こんちは〜。」
みんなが元気よく、楽しそうに教室に来てくれるのは本当に嬉しいし、励みになります!! いつも、ありがとう。^_^
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今、小学4年生のみんなは「小数」の学習をしています。
昨日は「単位」や「文章題」などがメインテーマだったんですが、みんなこれができてなかった…。(;´д`)トホホ…
「まずはきちんと正しく問題文を読むこと。」
例えば、昨日の授業で学習した問題の中の1つはこんな問題でした。
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長方形の花壇がある。縦の長さは1.78mで、横の長さは縦の長さよりも0.58m長い。この花壇の周りの長さは何mか?
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昨日、お子さんたちで続出した解答は「2.36m」
まったくもう…。取り敢えず出てきた数字を足せばいい、引けばいい…って感じでいるからこんな凡ミスするのよ…。( ´ー`)フゥー...
私:「ちょっと待てぇ〜い!! 本当にこの問題で答えるべき値はこれなのかぁ〜。
もう1回、いっしょに問題文を読み込んでいくぞ〜。
はい。まず、この花壇はどんな形してんの?」
生徒さん:「長方形!!」
私:「そうだろ!! じゃあ、長方形ってどんな形? 自分よりも学年が下の子に質問されたらどう説明してあげる?」
生徒さん:「う〜ん、正方形よりも長い形かなぁ…。」
私:「伝えたいことは分かるけど惜しいなぁ…。じゃあ、まず長方形ってのは何角形?」
生徒さん:「四角形」
私:「だろ?じゃあ、長方形ってのは縦の辺と横の辺の長さの関係とどうなってる?」
生徒さん:「一緒じゃない。」
私:「そうそう、いいぞ。じゃあ、今回の長方形は縦と横、どちらの方が長い?問題を読めばちゃんと書いてあるぞ!!」
生徒さん:「(問題文を何度か読み返して)横の方が長い。」
私:「よし、よし。それじゃ、その長方形を自分で余白に書いてごらん。」
生徒さん:「(定規を使いながら長方形を描き)先生、描けたよ。」
私:「上手いな。よし、今度は描いた図形に問題文から分かることを書き込んでみなよ。計算が必要なときは計算していいよ。」
生徒さん:「縦は1.78m。横の長さは…。あっ!! さっきの2.36mか…。」
私:「よし、OK!! じゃあ、もう1回聞くぞ?この問題は何を答えなきゃならない?」
生徒さん:「周りの長さ」
私:「そう。じゃあ、先生に教えてちょ。まわりの長さってどこの長さだ。」
生徒さん:「(自分が描いた図形を指でなぞりながら)この形をグルっと1周した長さ。」
私:「よっしゃ!! そしたらもう、どんな計算をすればいいか分かるでしょ?」
ここまで来ると、お子さんも「そっか!!」と納得の様子。ふぅ、なかなか骨が折れます。(笑)
生徒さん:「先生。答え、8.28」
私:「はい、正解!! だけど、何か忘れてんぞ〜。長さを聞かれてるんだろ〜。」
生徒さん:「(答えを見て) あっ!! mつけんの忘れてた…。」
最後まで諦めず頑張った生徒さん。コロナ禍で本当は良くないのかも知れませんが、頭を撫でで褒め称えてあげました。^_^
大人から見ると「たった文章題1つ」かも知れませんが、こういった「小さな成功体験の積み重ね」がお子さんたちの人格形成にはとても大事なことだと私は思います。
「自分だって頑張ったらできるんだ…!!」
お子さんたちの成長のために自分たちができることをこれからもしっかりやっていきたいと思います。
さあ、今日も張り切って行くぞ〜!! それでは、また〜。^_^