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コツコツ、コツコツ…と歩みを止めずに頑張ってきた成果だ!!


おはようございます。小菅です。m(__)m

 

今日から行健中の3年生は「修学旅行」

 

ちょうど週末までで定期テストも新教研テストも終わったところで、お子さんたちにとっては本当に勉強を忘れて楽しめる旅行になりそうですね!!

 

今日は天気にも恵まれ、本当に良かったです。

 

思う存分、楽しんで来てくださいね!!^_^


さて、今日はある中学生の生徒さんのことを書かせていただければと思います。

 

この生徒さんは、小学4年のときからうちの教室に通ってくださっています。

 

正直にお話をすれば、入塾当時の成績状態はかなり酷い状態でした。

 

文章を読むことも、計算をすることもままならず。

 

教科書準拠版のテキストですら「全然分かんない…。」とすぐに諦めてしまう始末でした。

 

 

でも、私は「この子は間違いなく成績を伸ばせる」と信じていました。

 

というのも、この子はとにかく「礼儀正しく」「素直」だったからです。

 

塾の来た時には元気な声で「こんにちは。」、帰るときには「ありがとうございました。さようなら。」ということができていましたし、帰るときには自分の使った机や椅子の位置を但し、消しカスもきちんと一箇所に集めてることもでできていたんです。

 

また、私が話をするときはしっかりこちらを見て、素直に話を聞きいってくれていました。

 

私はこれまでの期間たくさんの生徒さんと出会いをいただいてきましたが、この2つがしっかりできているお子さんというのは幼いときからご家庭を始めとして普段の生活をきちんとしてきた方だと思うのです。

 

元プロ野球監督の野村克也さんも「人間的成長なくして、技術的進歩なし」とおっしゃっていますが、これらのことがしっかりできているからこそ、いろいろな学びを吸収できると私は考えています。

 

そして、私がこの子を伸ばせると確信していたもう1つの要素は「問題を解くスピード感」でした。

 

字はとにかく乱雑ではあったのですが、とにかく問題を解き終わるのが早かったんですね。

 

お子さんたちが学校で受けるテストも入試も「制限時間内に正解を導くこと」が求められます。

 

だから、多少雑だろうがスピードが速いことに越したことはないというのが私の考え。

 

私は常々「雑だろうがスピードさえあれば”もう少し丁寧にゆっくり”にしてもらうのはその後の意識付けでいくらでもできる。だから、まずはとにかく問題に対する処理速度を上げることを意識してほしい。」と話をしています。

 

そういった「伸びる要素」を持ちながらも成績が伸び悩む時期が続き、お母さまからも「周りの友だちから”あいつは勉強できねぇもん”とバカにされてるみたいで…。」というお話をたびたびいただいていました。

 

そんな中でも私はこの生徒さんにずっとこの言葉をかけ続けていました。

 

「長年、指導をして来た俺が言うから間違いない。君は絶対に伸びるぞ。今、バカにしている子たちが必ず”えっ?!マジで!!”ってなるときが来るからから諦めんなよ。」

 

素直なこの子は、私の言葉を信じて、できないながらも懸命に学習を続けてくれていました。

 

しかし、この子も中1になり「スマホ中毒」になってしまったのです…。

 

お家の方がスマホを隠しても夜中にこっそりと探し出し、明け方近くまでスマホで動画を見たり、ゲームをしたりという生活にハマっていってしまったのです。

 

その当時のこの子の表情はまったく覇気のない、死んだ目をしていました。それがちょうど1年前の夏休み直前でした。

 

私はこのとき、この子と面談を強く訴えました。

 

「今、スマホから離れなければ(人生が)終わるぞ。スマホから意図的に離れるために毎日教室に来い。」と強く訴えました。

 

元々「素直」なこの子は私の気持ちを理解してくれたのか、それから今日に至るまでの1年間、教室が利用できる日は毎日のように足を運んで黙々と勉強をするようになりました。

 

部活の大会の前日であっても、大会があった当日でもそれはきちんと続けてくれています。(逆に私が「今日ぐらいは休んでもいいよ。」と思うぐらいです。)

 

中学校に入学し初めて受験した新教研テストでは郡山市内どころか高校に行くことすら危うい成績でした。

 

しかし、12月、3月号と回を追うごとに少しずつながら成績を上げ続け、今回のテスト結果では何と郡山市内の普通科も十分検討できるまでのところまで成績アップをを果たしてくれたんです…。

 

私は結果返却の面談時にこの子にしっかりと伝えました。

 

「小さい頃からの努力の過程をずっと見てきたからマジで嬉しい…。感動してるよ…。ずっと俺が言い続けてきたことが本当になっただろ。」

 

そう伝えるとこの子も可愛らしい笑顔でニコッとしてくれていました。

 

そして、私は話を続けました。

 

「俺、1つだけ失敗したことがあって…。

 

 1年前の君の顔を(写真に)撮っておけば良かったと思って…。今、すごくいい顔してるぞ。」

 

その後、この子はより一層、前向きに学習に取り組んでくれています。

 

1年半後の合格発表を笑顔で迎えられるように、これからもお互い、自分ができることを全力で取り組んで行こう!!

 

今日も後ほど、待ってますよ!! それでは、また〜。^_^