おはようございます。小菅です。m(__)m
昨日、中学3年生の話題をさせていただいたのですが、今日は「英語_長文読解」の件に触れたいと思います。
福島県の入試問題では通常「会話文」と「長文読解」の2つで出題されています。
学校で行われる実力テスト、塾で行っている新教研テストもこれに準じた出題になっていますね。
この2つは数学の「関数の応用問題」「空間図形の応用問題」とともに毎年、多くの受験生を悩ませる問題の1つです。
「長文読解を早く読めるようにするために何か良い方法はないですか~?」
これは生徒さんたちから良く言葉。長年、お子さんたちと共に時間を過ごしてきたからこそ分かるんですが、お子さんたちの言う「良い方法」というのは「即効性がある」「楽に読めるようになる」…などの意味合いで言っていると思うんです。
私もプロですから「もちろん、あるよ!!」と言ってあげたいところですが、正直言って私個人の回答は…。
「残念ながら、そのような良い方法はない。」です。
もちろん、読むときに「どういう点に着目して読むべきか」という技術的なことはありますが、それを身に着けるためにも結局は「どれだけ長文読解に触れる機会(時間)を増やすことができるか?」という点に掛かっていると思います。
とは言いながらも、じゃあ、ただ単に闇雲に問題を解きまくるだけでいいのかというとそれもちょっと違いますので、ぜひ、この点を抑えて日々、学習をして欲しいと思います。

1. 毎日、長文読解の問題に触れること。
昔から「継続は力なり」と言いますが、英語の長文読解についても同じことが言えると私は思っています。
毎日読み続けることで、まずは英文に対して目が慣れてきます。多くの方は、英文を読むことに慣れていない場合がとても多い。
ですから、まずは「1日1題ずつ」でいいので長文を読むことを毎日の習慣にして行って欲しいのです。
「悪い習慣」は黙っていても勝手に身に付きますが、「良い習慣」というのは自分が意識をしないと身に付きませんので、強い意志を持って取り組んで欲しいと思います。
そして、読むことが習慣化され、長文に対して目が慣れてくると読むスピードは徐々に上がって行きますよ!! ^_^
2. 少しでも「?」と思ったら、辞書or教科書巻末で調べよう!!
人によっては「分からない単語があっても前後の意味、文の流れから推測して読めるようにしよう。」というご意見もありますが、私は練習の段階ではそうでなくて良いと思っています。
むしろ、語彙を増やすためにもどんどん辞書や教科書巻末を使って調べることをお奨めします。
だから、長文を読むときは必ずこれらをそばに置いておいて学習を始めてくださいね。
実は私自身も英字新聞を読むためにリビングのテーブル付近、ベットの枕元…など、家のあらゆるところに辞書を置いています。
「辞書と仲良くなること」も長文を読めるようになるための大切な第一歩だと私は思っています。^_^
3. 文法学習も並行して行おう。
長文読解を読めるようになるために単語や連語の語彙を増やすことは不可欠ですが、そこに文法学習も入れて欲しいのです。
自信を持って英文の内容を理解するためには、文法的な構造もしっかり見れることが大事だと感じます。
中学3年生の方であれば、塾で使っている(使っていた)教科書準拠版のワークの「並び替え問題」その中でも「中2と中3の内容」だけでも良いので繰り返し学習していただくことをお奨めします。
それらをやりながら入試や実力・新教研テストの過去問を解くと、かなり効果が上がってくることを実感いただけると思いますよ。^_^
これらのことを意識して行っていくことで、必ず「英文が読めるようになってきた…!!」と実感できる日が必ず訪れるものです。
そして、この感覚が生まれてきたらしめたもので、そこからは英文を読むことが「楽しみ」になってくると思いますよ。
何ごとも小さな努力の積み重ねが大事です。
頑張って行きましょうね!! それでは、また~。^_^