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「先入観」を捨てさせるために


おはようございます。小菅です。m(__)m

 

今、うちの中2のクラス授業は「図形分野」の先取り学習を実施中です。

 

しかし、私が担当する「個人演習授業」では、後ろに戻してもっぱら「一次関数の応用」の演習が続いています。

 

というのも、お子さんたちは放っておくと、学校が図形の学習になるとそれしか学習しなくなってしまうからです。

 

正直な話、私の指導経験上、「証明問題」は別として、図形の分野は数学の苦手な生徒さんでも「ここはできる!!」という方が多い。

 

だから、学校が図形を学習しているこの時期のうちに多くの生徒さんが「難しい…。」「これ、嫌いです…。」と話をする「1次関数」をきちんと理解させ、定着させてあげることの方が私は大事だと思っています。

ということで、昨晩の授業でも応用問題の演習をぎ〜っちり行っていただきました。

 

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生徒さん:「も〜。先生、これ難しいですぅ〜。」

 

私:「いや、いや、いや…。数字が小数や3桁になっただけで、いつもと同じように2点を通る直線の式を求めればいいんじゃん。」

 

生徒さん:「そっか…。でも、小数と分数が一緒になったりすると、全然分かんない…。」

 

私:「いや、だから、同じだって…。(分数や小数は)数こなして、見慣れるしかないよ…。」

 

実際、一次関数の「応用」っては言っていますが、やるべきことは「基本と同じ」なんです、本当は。

 

でも、お子さんたちは「分数が小数が入る」「計算の桁数が3桁以上になる」「グラフが途中から描かれていたり、折れ曲がったりしている」…などの理由で、解く前から「難しい」「自分にはできない」って先入観が勝ってしまっていると思うんですね。

 

「関数なんて、操作マニュアル(解法手順)を覚えて、その通り操作(計算)するだけでしょ。図形の方がよっぽどセンスを問われるよ。

 

 連立方程式の計算とかが苦なくできる人なら、一次関数は短期間で得意分野・得点源に変えられるはずだよ!!

 

 今、ここをできるようにしておけば次の定期テスト(11月実施)のときに大きな差をつけられるようになるよ。だから、頑張ろう!!」

 

そう言って、生徒さんたちを励ましながら取り組んでいただいております。

 

まずは焦らず、じっくり腰を据えて取り組んで行きましょうね!! それでは、また〜。m(__)m