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それが本当にお子さんたちにプラスになるかどうかが大事ではないのかな…。


おはようございます。小菅です。m(__)m

 

下の画像は、先週13日(木)の読売新聞の記事。

 

脳科学者の専門家などをはじめ、いろいろな方が「デジタル教科書の導入」に関する意見を述べられていた記事です。

まぁ、有識者の皆さまの考えはさておき、これは毎日、現場でお子さんたちと過ごしたり、指導をさせていただたりしている立場の人間としての個人的な意見ですが…。

 

「従来の紙の教科書は絶対に無くさないで欲しい。」

 

「デジタル教科書は、紙教科書との併用の方が無難だと思います。」

 

自分で言うのも何ですが、自分は割と「新しいもの」に対して抵抗がない人間だと思います。

 

ただし!! それが本当に「必要なもの」なのかどうかはしっかり検討しないといけないとは思いますが。

 

そんな自分ですが、このデジタル教科書に対しては「う~ん、もし紙の教科書が100%なくなってしまうのなら嫌だなぁ…。」って思ってしまいます。

 

何より紙媒体は「扱いが簡単」って思ってしまうんですよね。

 

電子書籍は端末がないと見れないし、その端末が充電されていないと使えないじゃないですか。

 

その点、紙媒体ならさっと取り出して、電源・充電不要で使えますからね。(但し、暗闇では照明なしで見れないですけど。)

 

また、私は「算数」や「数学」の指導のことを考えると、デジタル教科書だと「図面や問題文に書き込みをしながら思考することが難しい」んですよね…。

 

デジタルでも「手書き機能」などを使って画面に書き込みもできますし、実際に自分も何度も経験済みなんですが、どうも私はしっくりこないし、はっきりいって「面倒くさい…。」って思ってしまうんですよ…。

 

まったく別件ですが、今、経理業務でも領収書や請求書なども「電子化」にしなきゃいけなくなってしまったんですが、これだって「今まで通り紙の方が数百倍、数千倍…、作業が楽なんですけど…。」と思っています。(;´д`)トホホ

 

しかしながら、デジタルにはデジタルならではの良さもあるとは思っています。

 

例えば、図表が大きく拡大して見れるのは、理科や社会、数学の空間図形の断面図や回転体などの学習ではすごく便利な点だと思います。

 

また、音声の読み上げ機能なども、紙媒体の教科書と併用することで「教科書の繰り返し読み」などに威力を発揮すると思いますね。

 

しかしながら、それらは現行の教科書のようにQRコードの読み取りで視聴可能にしとけば済む話なんじゃないのかなぁと思ってしまうのは私だけなんでしょうか…。

 

そして、いちばんに考えて欲しいと思うのは「デジタル教科書に切り変えることで、お子さんたちの日々の学習にどれだけプラスの効果を出すことができるのか?」って部分だと思うんですよ。

 

事実、この新聞記事の中でも「学習効果が上がるとの知見は国内を通じて見られていない」とか、「小中学校での実証事業では学力向上などの明確な効果は見られない」って書かれてますもんね。

 

すいません…。今日はあくまでも個人的な意見(若干、愚痴になってしまった面もありますが)でございました。m(__)m

 

まぁ、どんな状況であれ、自分は自分の立場でお子さんたちために精一杯努めるだけです!!

 

さあ、今日も1日、張り切って行きますよ~。それでは、また~。m(__)m

 


【追伸】下記のリンクから見られる冊子のPDFもぜひ、ご一読されてみてくださいませ。m(__)m

 

 https://www.mojikatsuji.or.jp/news/2022/09/27/5942/