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夏休み中の学習時間について、私はこう考えています。 -後編-


おはようございます。小菅です。^_^

 

さて、早速、一昨日&昨日の話の続きから。

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先週末、先生の理科の授業の際に話をしたけれど、この夏休みが終わって、実力テストや新教研テストの点数が全教科合わせて「5点上がった」とか「10点上がった」なんて言うのは全然成績が上がったなんて言わないよ。これは「誤差」程度のものだ。

 

上がらないよりはずっとマシだけど、恐らくその程度の数字の上がり方では偏差値は動かないよ。むしろ、下がる可能性があるよね。

 

だって、そうでしょ?最初にも言ったけど、みんな以外の受験生も間違いなく勉強してるんだから。

 

だから、みんな横一線で点数が上がったならば、相対的な数値である偏差値は当然動かないじゃん。

 

しかも、みんなが5点とか10点とかしか上げられていないのに、他の子たちが15点だ、20点だって上げていたら相対的に差が開くんだから、自分の偏差値は下がるよね?

 

自分がまったく勉強していないなら諦めもつくだろうけど、一生懸命毎日勉強したのにも関わらず点数も上がらない、偏差値も上がらないってなったらやる気失せるよね…。これがいちばん辛いんだよ…。

 

「どうせ、やったって自分は成績が上がらないんだ…。」

 

「自分は勉強の素質がないんだ。どうせ、バカなんだからやっても意味ないよ…。」

 

こんなことを思い始めてしまうかもしれないよね。

 

しまいには「私は、お父さんとかお母さんの遺伝子を受け継いだからバカなんだよ。」なんてことを言って、親子ゲンカに発展するかもしれないよ。(笑)

 

だから、この夏休みの間、ただ「講習会があるから行かなきゃ…。」なんて気持ちで学習しているとちっとも成績も上がらないし、やってる意味がないってことだよ。

 

どうせやるなら「絶対に成績を上げるぞ!!」って気持ちで、しかも5点だ10点だなんてみみっちい話じゃなく「20点あげる」「30点あげるぞ!!」って気持ちでやらないと成績が上がってこないってことだよ。

 

この話を聞いてまだ半信半疑の人、言われることは分かるけどやっぱ大変だよなぁ、めんどくさいなぁ~って人もいるかも知れない。

 

でも、先生も30年近くこの仕事をしているけど、夏休みの間に20点、30点と大幅に点数を上げることは可能だし、実際に毎年、そういう人が出てくるんだよ。

 

例えば、8月の新教研ではうまく結果が出なかったけど、お盆休み中やその後に夏の間の学習内容がきちんと整理されて9月以降爆発する人もいるんだ。

 

ここから言えることは、夏休みにきちんと頑張った人はちゃ~んとその成果が夏以降に現れるってこと。

 

学校の授業がなく、30日以上に渡って毎日のように復習や弱点対策にた~っぷりの時間を費やせるのはこの夏休みが受験まででラストチャンスだ。

 

そういうことをしっかり理解したうえで、今日からの夏期講習会、精一杯頑張ってごらんなさい。

 

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こんな話をして私の話を終えたんですが、ようやくお子さんたちはちょっと「受験生の表情」になったような気がします。

 

お子さんたちにも何度も断りましたが、この話は決してお子さんたちを「煽っている」わけではないんです。

 

自分が本当に達成したい目標があるならば、そこに向けて精一杯努力してみろってお話なわけです。

 

そして、こういう経験こそが将来、お子さんたちが人生を生きていく上で「大きな支え」になるはずなんです。

 

私もこの夏、お子さんたちのために自分ができることを精一杯努めていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

それでは、また。m(__)m

 


追伸:こちらの生徒さん、昨日講習会が終わると1度食事に戻って再び教室に来て黙々と学習を続け、教室を出たのは夜の10時過ぎでした。そして、今朝も教室のオープン時間(午前10時)とともに黙々と学習をしてくれています。偉いです、本当に…。^_^