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出てきた数値を考えなしに公式に埋めるようなことは何としても阻止したいと思っています。


おはようございます。小菅です。^_^

長い、長いと思っていた夏休みも残すところ今日と明日の2日だけになりました。

 

「何でもっと休みが長くないんだ!!」「学校に行くの面倒だ!!」…など、お子さんたちからは夏休みが終わることを残念がる声が聞こえてきますが、私個人は「どうか、もう終わってください。m(__)m」という感じです。(笑)

 

というのも、塾をはじめとするお子さんたちが対象のスクール業界は一般的に長期休業中というのは授業時間が普段よりも長くなりがちで、うちの教室はまさしくその傾向に合致し、私の体力もちょっと限界を迎えているからです。(笑)

 

お子さんたちの学校が始まりますと少なくとも午前中には授業はありませんので、雑務をこなしたり、ゆっくり休憩することも可能ですからね。

 

まぁ、そうは言っていますが、お子さんたちと共に長時間授業をできるのはやりがい・充実感がありますので、ちょっと寂しいんですけどね…。

 

さあ、今日も張り切って行きますよ~!!

 

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さて、今、中学1年生のお子さんたちは「密度」や「質量パーセント濃度」などの計算問題を学習中です。

 

まあ、毎年のことながら、この単元になると途端に「理科嫌いの人口が増加する」わけなんですが、今年もまさしくそんな感じです。

この単元が苦手なお子さんと言うのは結局のところ「小学5年生の算数」の理解が不十分というのが私の見解です。

 

そもそも、ここでは様々な「公式」が出てきますが、本来「密度」や「濃度」の定義がしっかり理解できれば公式なんて不必要なんです。

 

例えば、密度は「体積1cm^3あたりの質量」ですから、これは小学校の「単位量」の話がきちんと理解できていればなんてことはない話なわけです。

 

さらに濃度だって「溶液に対する溶質の割合」ですから、これも小学校の「割合」や「百分率」の話が分かっていればできるはずなんです。

 

それを改めて難しく話をするから生徒さんたちはさも難しい物と捉えてしまうわけです。

 

だから、私はお子さんたちに何度も何度も言い続けます。

 

「これは小学校の算数の問題と同じだよ。だから、最初から公式に頼ろうとしないで考えてごらん。」

 

出てきた数値を何も考えずに公式に当てはめているようでは決して力はつきませんからね!!

 

「なんでこうなるのか?」「どうしてこの公式ができるのか?」…などなど、そういったことを考えながら取り組むことがとても大事だと私は考えていますし、そういうことを考えることができる生徒さんを1人でも多く育てていきたいと考えています。

 

これからもお子さんたちに「本物の力」を身に付けていただけるよう精一杯努力してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

さあ、今日も1日、張り切って行きましょう。それでは、また~。m(__)m