· 

私個人の意見ではありますが・・・。


おはようございます。小菅です。^_^

 

今朝、ゴミ捨てに表に出たんですが、吹いている風がちょっと秋らしくなったかなという感じがしました。

 

このまま少し涼しくなってくれると身体もちょっと楽になるんですけどねぇ〜。

 

********

 

 

さて、今日は真面目な学習のお話を少しだけ。

 

先日、夏期講習会の最終日に行った「新教研テスト8月号」の受験結果が届きました。

 

細かく言えば生徒1人ひとり成績の伸び具合や良くなった点に違いはありますが、全体的に見ると、どの学年も生徒さんたちの頑張りがよく反映された結果だったかなと思っています。

 

特に中学3年生の大部分の方が前回7月号の結果から見事成績アップを果たされていました!!頑張ったね!!(全員達成でないところは悔しさが

 

教科ごとに見ていくと偏差値を10ポイント上げた方をはじめ、大幅に偏差値が上がっていた結果を見て「結果に一喜一憂してはいけない」と思いつつも、私もホッとした気持ちでした。

 

私は随分と長くこの世界で仕事をさせていただいてきましたが、成績向上は次の数式で表されるのではないかと考えています。

 

********

◆ 成績向上 = 本人の気持ち × 問題の質 × 問題の量

********

 

成績を上げるために何と言っても欠かせない第一の要素は、学習者本人の「成績を上げたい!!」という気持ちだと思っています。

 

なぜなら、気持ちがないところに行動は伴わないと思いますし、その気持ちの「強さ」「大きさ」こそが行動の「内容」に直結すると思うからです。

 

私がずっと学生時代に取り組んできた野球で言えば、「うまくなりたい!!」「勝ちたい!!」「甲子園でプレーしてみたい!!」「甲子園で活躍してみたい!!」・・・など、こういう気持ちが強ければ強いほど、練習にも身が入り、練習の質の向上や練習量の増加に繋がっていくものです。

 

そして、次に大事なのは「質」の部分。ただ、この部分に関しては正直、本人というよりは指導側(塾で言えば我々講師陣、部活動で言えば顧問の先生方)の担う部分が大きいかなと私個人は感じています。

 

というのも、今、何を取り組むべきかをお子さんたちが自分自身で判断するのはなかなか難しい部分がありますし、取り組むべき内容が分かってもそれに対するメニューや教材を準備するのも難しいのではないかなと思うからです。

 

だから、この部分に関しては塾に通ってくださっている生徒さんであれば、我々のような講師陣と相談をしながら取り組んでいくことのがいちばんではないかと思います。

 

ただし、くれぐれも「先生がすべてお膳立てしてくれるから、自分は何も考えない。」というスタンスではダメですよ。

 

最後に何と言っても欠かせないのが「量」という要素。

 

よく、学習でも「量」か「質」かを問われることがありますが、私個人は初期段階では間違いなく「質より量の方がより大事!!」だといつも言い切っています。

 

先程も言った通り「質」の部分は指導側が担う部分が大きい要素でもありますし、学習の初期段階では「基礎・基本の反復練習」がメニューの中心になるので、どうしてもそれを行うためには「量(時間)」が必要になるというのが私の考えです。

 

「長時間、集中力を欠き、ダラダラと練習する」ようでは意味がありませんが、何事も上達するためには「それにどれだけの時間を費やして取り組んできたか?」ということが絶対的に欠かせない要素だと私は考えています。

 

例えば分かり易い身近な例をあげれば、皆さんが毎日のように使っているスマホ。自由自在に使いこなせるようになるためにはどうしたらいいでしょうか?

 

そうですよね。とにかく、どんどん触って、触って、触りまくるじゃないですか。

 

ゲームだってそうですよね。上達する、早くクリアできるようにするためには何時間もやって、やって、やりまくるしかないんですよ。

 

きっとこれらのものはみなさん、親に何と言われようとも触りまくってるだろうし、やりまくっているはずなんですよ。

 

これは、運動だって勉強だって私は同じことが言えると思っています。

 

私は高校時代、当時の県内ではとにかく「練習量が多い」ことで有名な高校で毎日毎日練習に明け暮れていました。

 

本当に毎日きつかったんですが、その反面、試合のときはいつもこんな風に思っていました。

 

「朝から晩までこんなに必死で練習してきた自分たちが負けるわけない!!」

 

今回、大きな成績上昇を果たした生徒さんたちは間違いなく私の目か見ても、この夏の間「勉強に相当な時間を費やしていた方」と言えます。これは学年問わず共通項です。

 

例えば受験生のみんなであれば、講習会での5時間の授業以外に教室や家庭学習で毎日4〜5時間ほどの学習をコンスタントにこなしてきた人たちなんですね。

 

しかも、その取り組んでいる内容は「自分がこの夏のうちに克服しなければならない学習教科」に相当な時間を費やしていました。

 

私の解釈としては「短時間で効率良く」というのは決して「短時間で学習を終了する」ということではなく「無駄を省き、学習の密度を上げること。」だと解釈をしています。

 

決して「学習時間を短くしていい」ということではないと思っています。

 

私は決して「長時間、学習すること」を奨励しているわけではありませんが、本人がやる気を持って学習に取り掛かり、1つ1つの項目を徹底的に追求しようとするならば自ずと「量(時間)」が必要となるはずなんです。

 

そして、それらに本気で取り掛かっていったなら「何時間学習をしなければならないのだろうか?」などと学習時間を気にするようなことはなくなってしまう、むしろ「うわっ!! もうこんなに時間が過ぎていた。」「時間がいくらあっても足りない」となるのが普通のことではないかと思うわけです。

 

だから「何時間勉強すればいいのかな〜。」なんて考えている人がいるとすれば、それは私個人の考えで言えば「まだまだ本気じゃないよね。」って感じがします。

 

ほんとに夢中になっているときって言うのは「時間を忘れて取り組んでいる」んじゃないでしょうか。私はそんな気がします。

 

そのような状態に自分をいち早く持っていくためには、私はとにかく初期段階は「苦しくてもやり続けること」じゃないかと思っています。

 

何事も「行動を起こした最初こそ一番負荷がかかる」んですよ。

 

自転車の運転だってそうですよね?最初の漕ぎ始めがいちばん辛いじゃないですか。でも、一旦走り出せば、グングンとスピードが上がり、すいすいと走っていけますよね。それと同じなんです。

 

「根性論」と言われてしまうかも知れませんが、「質」の部分は我々に任せてもらって、とにかく「やる気」と「量(時間)」を意識しながらがむしゃらにやるしかないと私は思っています!!

 

さあ、今日も1日、元気だして行きましょう!!それでは、また〜。^_^