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集中特訓の成果 ーその1ー


おはようございます。小菅です。^_^

 

今日はとっても嬉しい出来ことがあったのでそのことを書かせていただこうかなと…。

 

小学5年生との授業でのこと。

 

先週、ある生徒さんのお母さまからこんな内容のLINEをいただいていました。

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今、分数の計算が苦手になってきているようで…。

自宅で私も教えているんですが全然頭に入らないみたいで…。

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私はお母さまに「明日から週末までの3日間、毎日、学校から真っ直ぐ教室に立ち寄らせていただけませんか?」という返信を送りました。

 

なぜなら「短期的に集中特訓をしてもらうため」です

 

こういうことは、週1回の授業でチマチマやっていても埒が明かないです!!

 

こういう特定分野の苦手を克服するときには、集中的に徹底的に練習をしてもらう(私は教室内でこのことをよく「たたみかける」と表現しています。)のがいちばんだと思います。

 

5年生のお子さんが分数の計算を嫌いになるのは私の経験上、下記のようなことが原因しています。

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1)そもそも、もっと根本的な「かけ算九九」がスラスラできていない。

 

2)分数の学習前に習う「倍数」「約数」の内容がよく分かっていない。

 

3)「通分」するのに時間がかかる。

 

4)「約分」ができない。

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私の経験上、数学・算数が苦手な人はとにかく「リズム感」「スムーズさ」がないんです。

 

その原因は何かというと明らかな「基礎的なことの反復練習不足」に他ならないんです。

 

私はこの手の問題に対してよく「脳で解くものではない。問題を見た瞬間に手が動かなければ全然ダメだ!!」と言っています。

 

球技と同じで、ボールが飛んできた瞬間に即座に身体が反応するって感じになっていなければダメだということです。

 

この生徒さんは上記の2)で明らかに詰まっているのがすぐに分かりましたので、まず特訓初日はここを徹底的に攻めました。

 

そして、2日目以降はとにかく計算手順を徹底的に「マニュアル化」して、どんどん問題を解かせることが続きました。

 

最初はおぼつかず、ぎこちなさがありましたが、最終日には約分が不十分な解答はありつつもおおよそ自分でも解けるようなところまでたどり着いていただくことができました。

 

最終日、お母さまが教室にお迎えに来てくださった際、私は生徒さんとお母さまにこう伝えました。

 

「車の運転で言えば、取り合えず運転免許は取得したって感じです。よく頑張ったと思います。

 

 でも、大事なのはここからだよ。ここでやらなくなったらせっかく良くなった感覚がまた鈍くなるよ。

 

 だから、1日にたった5問でも良いので、毎日続けることが大事だよ。これを毎日の習慣にすること。

 

 これを続けることができたら、絶対に分数は苦手にならないはずだよ!!」

 

そう言って週末の3連休を迎え、今週の授業を迎えたわけですが…。

 

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すいません、だいぶ長くなってしまったので続きはまた明日に。

 

今日も1日、頑張りましょう!! それでは、また~。m(__)m